原木しいたけが出来るまで
佐藤農園で使っている原木
佐藤農園では、最も栽培に適している「クヌギ」を使用して原木椎茸を育てています。
クヌギは椎茸が生えやすく、肉厚になりやすい特徴があります。
自然の力を最大限に利用し、適度に水は与えますが、人工的に養分を与えることはありません。
昔ながらの椎茸作りを心掛けております。
原木しいたけが出来るまで
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伐採後40~50日後に玉切りをします。
電気ドリルを使用し、等間隔になるように穴を開けていきます。
玉切り作業とは木を伐採した後、木の枝を切りきれいにして、規定の寸法に切断し、丸太状にすることを言います。 切断後の丸太を「玉」と呼ぶことから、「玉切り」といいます。
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植菌とは原木に椎茸の種菌を植えつけることです。
菌はオガ屑に植え付けられ、原木に植えやすい様に丸く固められています。
その菌を、空けた穴に1つずつ手作業で入れていきます。
- 菌の植え終わった原木に直射日光を当てないように、周りをシートで丁寧に覆います。椎茸菌を活着させ、原木内に伸長・蔓延させる目的で仮伏せ作業を行います。植えられた菌が徐々に成長すると、ホダ木(菌が蔓延した状態の木)となります。
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仮伏せが終ると次に、本伏せという作業に進みます。
必要に応じて散水を行ないながら、椎茸菌の成長を見守ります。
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植菌後約1年で椎茸が発生するので、収穫しやすいように高さ70cmぐらいの横木に立てかけます。
椎茸菌の種類によって発生時期が異なりますが、小さな芽から大きな椎茸へと成長します。
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椎茸は丁寧に一枚ずつ、柄を持って、もぎ採り収穫します。
収穫した椎茸を丁寧に乾燥させ、みなさまにお届けします。
ご自宅で美味しい干し椎茸をお楽しみください。